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不平不満とは、ほとんど間違いなく、いま目の前にあるものがその対象となっている。
違い未来のことを想像して不満を言う人はあまりいない。
となると、その不満を解消できるアイディアがあれば、それはそのまま商品になるし、営業戦略としても活用できるのだ。
ストレートに聞くと、うっとうしい不平不満も、そうしたアンテナを張って聞けばまさに宝の山。
人の不満は、うるさがらずに耳を傾けるといいこともあるのである。
「情報の整理」はビジネスの基本だ。
固定観念にとらわれず、また余計な情報に惑わされずに、正しい推察・判断をするためのテクニックとは。
「第一印象」が人の思考を鈍らせるのはなぜか自分の考えに信念を持つことは大切だが、それに固執するあまり他人の考えを受けつけない頑固者になってはいないだろうか。
じつはこういうタイプの大は「先入観」や「固定観念」にとらわれてしまい、損をしている可能性が高いのだ。
とはいえ大は、あとから大ってきた情報をなかなか受けつけないという性質を持っている。
初めて見たものや、初めて会った人の印象を変えることがなかなかできないのも、そのせいである。
たとえば、天動説をずっと信じていた人類が長らく地動説を受け入れられなかったように、それまで確信していた知識を否定するのはなかなかむずかしい。
けっして先着順ではないのだが、2番手の情報は軽んじられる、あるいは疑わしく思われてしまうのが世の常なのだ。
だが、そもそも最初に知り得た情報が正しいとは限らないし、正しくても時代によって事情が変わったり、誤った解釈をしたりしていることもある。
議論をしていると、自分の考えに対する反対意見を跳ねのけてしまう人がいるか、これでは新鮮な発想など生まれるわけがない。
そうならないためには、あとから入ってきた情報はけっして無視せずに、まずは受け入れて検討するような好奇心を持ちたい。
「2番目の情報―疑わしい情報」ではなく「最新情報」だととらえ、その真偽を自分で確かめればいいのである。
常に自分の知識が正しいと思っていると、いつまでも古い感性から抜け出せない。
ここぞという場面で判断を見誤らないためにも注意したいものである。
自分だけの狭い価値観から一瞬で抜け出す方法自分の頭の中だけで考えたものは、本人の経験や価値観の範躊でしかないのは当然のこと。
そのような考えだけでは、場合によっては行き詰まって、モノの良し悪しすらわからなくなり、判断基準を見失ってしまいかねない。
そうならないために、できる限り客観的な視点を持つことが大切である。
そこで、まずは「○○さんだったら、どう考えるだろうか」と想像してみてはどうだろうか。
職場の上司など、イメージする人は誰でもいい。
自分とは正反対の立場に立つ人や、まったくの門外漢である人物を思い浮かべても、意外と参考になる。
もちろん想像したところで的確な答えが出てくるとは限らないが、自分の中に他人のイメージを置くことで、少なくともこれまでとは異なる視点が生まれることはたしかだ。
このような考え上手になるためには、日ごろからさまざまな人とコミュニケーションをはかり、自分とは異なる価値観に触れることも必要である。
「思い込み」で判断しないための最重要ポイント社会人としてさまざまな仕事をこなしていると、しだいに自分のやり方ができ上がってきて、ある種の。
必勝パターン・のようなものが確立されてくる。
たとえば「新規のプレゼンテーションではこういうふうに話を進めて先方を口説けば、必ずうまくいく」といった、過去の成功に基づいた自分なりのセオリーのようなものである。
ところが、そればかりにとらわれると、やがてそのやり方が絶対的に「正しい」と思い込み、目の前の現実と離れてしまいがちになる。
万が一、その必勝パターンが崩れるようなアクシデントがあってもなかなか修正できず、今度は「こんなはずはない。
自分のやり方は正しい」という思いから抜け出せなくなってしまうのだ。
ここで覚えておきたいのは、「物事を正しいかどうかだけで判断するのは危険」ということである。
同じ仕事でも内容や相手が変われば、セオリー通りに進まないことが起こるのはよく凝り固まらずに、事実を見つめる○他に最適な方法があるのではないか○相手が言うやり方のほうが正しいのではないか…る話だ。
それにもかかわらず、目の前で起きている「事実」よりも「自分の中の正しいやり方」を貫き通すのは、きわめて視野の狭い考え方である。
たとえその事実が自分にとって不利な内容であったとしても、それをきちんと受け入れて自分の考え方を修正することこそ必要なのである。
このスタンスはビジネスの場だけではなく、家族や友人、それに夫婦関係においても欠かすことはできない。
正しいか、正しくないかよりも、現実に存在する「事実」のほうが人事だということを認識すべきなのである。
会議は「判断力」を養う最高の場所である世の中にはどんなことでも白黒をハッキリつけたがるような人がいるが、そういう人はきっと仕事でもこうあるべきだという思いが強く、「これが正解」という答えを導き出さないと気が済まないのではないだろうか。
もちろん、仕事においてはあいまいな結論では済まされない場合が多いのだが、「考える力」を養うという意味で言えば、答えは必ずしもひとつでなくてもいいのだ。
白と黒だけではなく、将来的にどっちに転ぶかわからないようなグレーの答えがたくさんあってもおかしくはないのである。
必ず正解がある数学と違って、「人間の考え」はタイミングやシチュエーションでいくらでも変わるものである。
たとえば同じテーマについて考えても、10人いれば10通りの考え方があってしかるべきだ。
それを無理にひとつの答えに導いたり、少数派の意見をバッサリ切り捨てたりするのは会議で出た意見をすべて書き出してみよう!あまりにも短絡的だし、判断する側としてはふさわしくない。
たとえ的外れな答えでも、誰もが驚く可能性を秘めているかもしれないのだ。
いちばん大切なのは、ひとつの答えに導くよりも物事を多面的にとらえ、その本質がどこにあるのかを理解することだ。
少なくとも、新しいことに挑戦したり、自由な発想でプロジェクトを立ち上げたりするような場合には、まず「正解はひとつ」という固定観念を捨てるところから始めてみてはどうだろうか。
さまざまな人の意見を聞き、検討して、幾通りもの答えに可能性を見出す余裕を持ちたいものだ。
結論が出ないときは「目先のこと」を考えるといい仕事のことだけでなく、プライベートのことでも、自分の中でどうしようもない堂々巡りに陥り、まったく考えがまとまらないということがある。
こんなとき、改めて見直してほしいのが「自分はいったいどのくらい先のことを考えているか」ということである。
もしも、見えもしない5年後や10年後のことばかりを想像しているとしたら、それはいささか非現実的な考え方だ。
たしかに物事を長期的にとらえるのは意昧のないことではないが、今後の見通しをはっきり立てたいのなら、いきなり10歩も先ではなく、まずは比較的簡単に見ることのできる1歩先、つまり「目先」のことについて考えたほうがいいときもあるのだ。
たとえば自分の将来を考えたとき、5年後の自分を想像して果たしてどれだけのことがわかるだろうか。
それよりは1年後、あるいは半年後くらいのことを想像して、今やるべきことを見出したほうが結果としてうまくいくこともある。

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